どうも、万年肩こりブロガーです。

渾身の記事を書き上げて、アフィリエイトリンクをペタッ。「よし、この記事は完璧だ!これで収益発生だ!」……と、A8.netの管理画面をF5キーで連打。

わかります、わかりますよ。5年前の僕も全く同じでした(遠い目)。

でも、現実は非常なり。 クリック、ゼロ。 なぜか自分が間違って押したアドセンス広告の収益が「1円」とかだけ虚しく光ってる。

「こんなに頑張って書いてるのに、なんで誰もクリックしてくれないんだ!」

その悩み、痛いほどわかります。 今日は、そんな「読まれてるのに、なぜかクリックされない」アナタへ、ベテラン(自称)の僕が「クリック率を上げる本質的なコツ」を、本音と少しの自虐を込めてお伝えします。

【悲報】あなたのブログ、クリック率が低い「致命的な理由」

結論から言います。 あなたの記事がクリックされないのは、記事が悪いからじゃありません。……いや、記事も悪いかもしれないけど(どっちだよ)、それ以前に「導線」が致命的にイケてないんです。

理由①:「押して!押して!」のアピールが強すぎて、読者がドン引きしてる(マジで)

ブログ初心者の頃にやりがちなのが、これ。 「稼ぎたい!」という焦りから、記事の冒頭・文中・文末に、デカデカとしたボタンやバナー、テキストリンクを貼りまくる。

これ、読者から見たらどうでしょう? 例えるなら、洋服屋に入った瞬間から「コチラ本日オススメ!」「ソチラお似合いですよ!」「今なら2点目半額!」と店員にピッタリ張り付かれている状態。

(……やめて! そっとしといて! 自分のペースで見させて!)

これが読者の本音です。 アフィリエイトリンクが多すぎる記事は、シンプルに「うっとおしい」。読者は記事を読む集中力を削がれ、「なんか……圧がすごいな。別のサイト行こ」とそっ閉じ。結果、クリック率はゼロ。悲しいですね。

理由②:記事の「ゴール」が不明確。読者はどこへ行けばいいの?

これも多い。 例えば、「おすすめワイヤレスイヤホン5選」という記事なのに、記事の最後が「ちなみに僕が使ってる最強のクレジットカードはこちら!」とか「関連記事:肩こりに効くマッサージ機レビュー」で終わってるパターン。

(え、結局どれが一番良くて、どこで買えるの……?)

読者は「イヤホン」の答えを求めて来たのに、出口(ゴール)が多すぎて迷子になってます。 記事の「ゴール」は、原則1つ。

読者を迷わせた時点で、アナタの負けです。

9割が知らない「クリック率」の正体(ヒント:SEOじゃない)

「クリック率(CTR)を上げたい」と言うと、多くの人が「Googleの検索結果でのクリック率」を想像します。もちろん、それも超大事。

ですが、今日僕が話したいのはそっちじゃない。 記事に「来た後」の、記事内でのクリック率(いわゆるCVR=コンバージョン率)の話です。

検索順位(CTR)と記事内クリック率(CVR)は別物という現実

いくら検索1位を取って、1万回表示されて、1000人集客できても(CTR10%)、その1000人が誰一人アフィリエイトリンクをクリックしてくれなかったら?

収益は、ゼロ円です(断言)。

SEOで集客するのは「戦いのスタートライン」に立つこと。 本当の勝負は「記事の中で、いかに読者をゴール(収益リンク)まで導くか」にかかっています。

読者の「今すぐ知りたい」を満たした「後」にリンクを置く鉄則

じゃあ、どこにリンクを置けばいいのか。

答えは、「読者の悩みが解決し、次の行動を起こしたくなった瞬間」です。 例えば、「NIPLUX アイリラックスS レビュー」という記事なら、

  • 読者の悩み(目の疲れ、クマ)に共感
  • 商品の特徴、メリットを解説
  • 実際に使った感想(デメリットも正直に)
  • 「で、ぶっちゃけ買いなの?」に答える
  • (読者の疑問がすべて解消!)
  • 「納得した方、目の疲れから解放されたい方はこちらからチェックしてみてください」 → ここにリンクを置く!

悩み相談に来たのに、挨拶もそこそこに「これ買え!」って言われたら腹が立ちますよね。まずは読者の悩みを全力で解決する。リンクを貼るのは、その後。これが鉄則です。

【本音】僕が「記事下にベタベタ貼る」のを辞めたワケ

とはいえ、読者がどこで「納得」するかは人それぞれ。 記事の途中で納得する人もいれば、最後まで読まないと決断できない人もいます。

「じゃあ、やっぱり全部の見出しの下にリンクを置くべき……?」

いいえ、それが罠です。 僕も昔はそうでした。でも、やっぱり邪魔なんですよ。

失敗談:読者の邪魔しかしない「ウザい」ポップアップ広告(自戒)

クリック率を上げたいあまり、僕はある時期、画面を覆い尽くすような「ポップアップ広告」や、記事本文に無理やり割り込んでくる「デカいバナー」を設置したことがあります。

結果、どうなったか。 クリック率は微増。しかし、ブログの直帰率(すぐに離脱する人の割合)が爆増しました。

(うわっ、出たよ……邪魔!)

読者にそう思われた瞬間、ブログの信頼は地に落ちます。 僕は「収益」と引き換えに、「読者からの信頼」という最も大事なものを失いかけていたんです(恥ずかしい……)。

【結論】邪魔せず、でも目立つ。「Blog Floating Button」という最適解

「読者の邪魔はしたくない。でも、クリックはしてもらいたい!」

このワガママな悩みを解決するために、5つ以上のプラグインを試しました(そして2回サイトを壊しました)。その末に、僕がようやくたどり着いたのが、WordPress有料プラグイン「Blog Floating Button」です。

これは何か? 一言で言えば、「画面下(または上)に、ずっとついてくるボタン」です。

いわゆる「ポップアップ」とは違います。 記事本文を隠さない。読書体験を邪魔しない。 でも、読者がスクロールしても、画面の隅に「常に」存在し続けてくれる。

読者が記事を読み進め、「あ、これ欲しいかも」と思ったその瞬間。 わざわざ記事下までスクロールしなくても、指の届く範囲に「購入ボタン」がスタンバイしてくれている。

これは「押し売り」じゃなく、「アシスト(補助)」です。

アフィリエイトリンクが多すぎると、読者は「どれを押せばいいか分からない」と混乱し、うっとおしがられます。 でも、「Blog Floating Button」なら、設置するボタンは(基本的に)その記事のゴールとなる1つだけ。

読者を迷わせず、邪魔せず、でも確実にゴールへと導く。 僕が過去にベタベタとリンクを貼っていた頃より、明らかにクリック率(CVR)は改善しました。

※もちろん、有料プラグインなので導入にはお金がかかります。「まずは無料でなんとかしたい!」という人を止めはしません。ただ、僕は「読者の快適さ」と「収益化の効率」を天秤にかけた結果、このツール代は「必要な投資」だと判断しました。(ぶっちゃけ、飲み会1回我慢すれば買える値段ですしね)

まとめ:クリック率を上げたければ、読者の「ストレス」をゼロにしろ

長々と語ってしまいました。 今日の核心をまとめます。

ブログのクリック率を上げるコツは、「読者のストレスを極限まで減らすこと」です。

  • リンクをベタベタ貼って、読者をイラッとさせない。
  • 出口を増やしすぎて、読者を迷子にさせない。
  • そして、読者が「欲しい!」と思った瞬間に、そっとボタンを差し出す。

読者の邪魔をせず、快適に読み終えてもらうこと。 その結果として、「この記事、分かりやすかったな。この人がオススメするなら買ってみようかな」と、初めてリンクはクリックされます。

押させるな、押したくなる導線を作れ。

…なーんて、偉そうに言ってますが、僕もいまだにリンクの位置で毎日悩んでます(笑)。 お互い、読者に愛されるブログを目指して頑張りましょう!

健闘を祈る!