「ファイルストレージをエックスサーバーで使えないか」と調べると、XServerドライブというサービスに辿り着きます。エックスサーバー株式会社が提供する国産クラウドストレージで、個人から法人まで対応しています。
僕は製造業のシステム推進室でIT担当をしており、社内のファイル共有環境の整備は長年の課題のひとつでした。メインで使っていたDropboxが料金改定されたタイミングで「国内データセンターでデータを保管でき、請求書払いにも対応した代替サービスを探そう」と動き始め、すでに契約中のXServerアカウントの中にXServerドライブを発見した——というのが正直な経緯です。
この記事では、法人のファイルストレージとしてXServerドライブがどこまで使えるのか、競合との比較も含めて実体験ベースで解説します。
- エックスサーバーのファイルストレージ「XServerドライブ」の概要と料金プラン
- Google Drive・Dropbox Business・OneDriveとの違いを比較表で解説
- 法人IT担当として実際に使って感じたメリット・デメリットの本音
こんな悩みはありませんか?
- Dropboxが値上がりして、もっとコスパの良いファイルストレージに乗り換えたい
- 社内の情報セキュリティ規程で「国内データセンター保管」を求められた
- クラウドストレージの請求書払い・インボイス対応を探している
- エックスサーバーをすでに使っているので、同じアカウントで管理をまとめたい
結論からいうと、「国内DC・請求書払い・XServerとの統合管理・コスト重視」な法人には十分候補になります。Google Docsのような共同編集を業務の中心にするなら向きませんが、ファイル保管と共有がメインなら移行を検討する価値はあります。

メールアドレスだけですぐに始められる
2GBストレージ&ユーザー数無制限の無料プランで
今すぐスモールスタートしませんか?
国内大手エックスサーバー運営/法人導入4,500社突破!
※登録は1分、クレジットカード不要・2GBまでずっと無料
目次
「ファイルストレージ × エックスサーバー」で探している人は2タイプ
本題に入る前に、検索意図を整理します。「ファイルストレージ エックスサーバー」で調べている人は、だいたい次のどちらかです。
- (A) クラウドストレージを探している人:DropboxやGoogle Driveのように、ファイルを保管・共有する独立サービスがエックスサーバーにもあるのか知りたい → これが「XServerドライブ」です。本記事はこちらを解説します。
- (B) レンタルサーバーの容量を使いたい人:契約中のXServerレンタルサーバーのディスク領域に、FTPやWebDAVでファイルを置けないか探している → これはサーバーの仕様の話なので、目的が違います。大容量ファイルを安全に共有したいなら、結論としてXServerドライブを別途使うのが正解です。
つまり「エックスサーバーでファイルストレージを使いたい」という用途のほぼすべては、レンタルサーバーの中ではなく専用サービスのXServerドライブで解決します。ここからはXServerドライブを、法人の現場で実際に導入した立場で掘り下げます。
エックスサーバーのファイルストレージ「XServerドライブ」とは?
XServerドライブは、エックスサーバー株式会社が提供するクラウドストレージ(ファイルストレージ)サービスです。ファイルのアップロード・ダウンロード・フォルダ管理・共有リンクの発行・アクセス権限設定などの基本機能を備え、データは国内データセンターで保管されます。
スマートフォンアプリにも対応しており、外出先からのファイルアクセスも可能。個人向けの手頃なプランから始まり、チーム・法人向けのビジネスプランまでラインナップが揃っています。エックスサーバーのXServerアカウントから申し込める点も、既存ユーザーにとってはハードルが低いポイントです。

料金プランは「2GBまで無期限無料のフリープラン」と、「ユーザー数無制限の月額固定」の有料4プランで構成されています(すべて税込)。他社のように「1人あたり◯円」の従量課金ではなく、何人で使っても料金が変わらない定額制なのが最大の特徴です。

| プラン | 容量 | 月額料金(税込) | ユーザー数 | 主な対象 |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 2GB | 0円(無期限) | 1ユーザー | 個人・お試し |
| ビジネス | 500GB | 2,970円 | 無制限 | 中小企業・チーム |
| ビジネスプラス | 1TB | 5,940円 | 無制限 | 中規模・データ多め |
| エンタープライズ | 2TB | 11,880円 | 無制限 | 大容量運用 |
フリープランは1ファイル100MBまで・1ユーザーのみですが、クレジットカード登録なしで無期限に使えるので、操作画面や共有リンクの使い勝手を確かめるテスト環境として優秀です。複数人で使い始めるなら、最安のビジネスプラン(月2,970円)からになります。

メールアドレスだけですぐに始められる
2GBストレージ&ユーザー数無制限の無料プランで
今すぐスモールスタートしませんか?
国内大手エックスサーバー運営/法人導入4,500社突破!
※登録は1分、クレジットカード不要・2GBまでずっと無料
※料金は2026年6月時点の税込価格です。さらに上位のエンタープライズプラスもあります。キャンペーンや改定があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
法人のファイルストレージとして使ったメリット5選

1. 国内データセンター完結でセキュリティ審査がラク
法人がクラウドストレージを導入しようとすると、情報システム部門や経営層から「データはどこに保管されるのか」と問われるケースは多いです。弊社でもISMS関連の審査対応で「海外サーバーへの個人データ送出は原則禁止」という縛りがありました。
XServerドライブはデータを国内データセンターで管理しているため、この制約をクリアしやすい。Dropbox・Google Driveは海外サーバーへのデータ複製が前提のサービスのため、セキュリティ審査の場面でひと手間かかることがあります。「どこの国にデータが置かれるか分からない」という状況を避けたい法人にとって、国内DC完結は明確なアドバンテージです。

2. 請求書払い・インボイス対応で経理がスムーズ
個人ブロガーや個人事業主ならクレジットカード払いで問題ありませんが、法人の場合は「請求書払い・後払い対応」を求められるケースが少なくありません。経理部門から「カード払いはNG、請求書で支払いたい」と言われた経験がある方は多いはず。
XServerドライブはエックスサーバーの法人アカウントを通じて請求書払い・インボイス(適格請求書)対応が可能です。XServerビジネスで法人契約している場合は特に手続きがスムーズで、毎月の支払い処理も既存のXServerサービスとまとめて行えます。
3. 既存のXServerアカウントとまとめて一元管理できる
「サービスが増えるたびにアカウントが増えて管理が大変」という声はIT担当者から頻繁に聞きます。XServerドライブは既存のXServerアカウントから追加できるため、レンタルサーバー・ドメイン・メール・ストレージをXServerパネルひとつで管理できる状態を作れます。
パスワード管理の削減・更新通知の一元化・請求先の統合は、IT担当者が少ない中小企業では地味に効いてくるメリットです。僕自身、複数のSaaSアカウントを管理する手間が減っただけでも、導入した価値があったと感じています。
4. 初期費用ゼロ・容量を必要に応じて変更できる
Dropbox Businessは最低3ユーザーからの契約が必要で、使わないシートのコストが発生しがちです。XServerドライブは初期費用ゼロ・必要な容量プランから始められるため、少人数チームや「まず試してみたい」という段階でのコスト最適化がしやすい。
容量が足りなくなったときのプランアップグレードも、XServerパネルから手続きできます。担当者が変わっても操作画面が統一されているのは運用上のメリットです。
5. WebDAV対応でエクスプローラーからそのまま使える(地味に最強)
個人的に「これが一番良かった」と感じたのがWebDAV対応です。WebDAVでネットワークドライブとして登録すると、XServerドライブがWindowsのエクスプローラーにそのままZドライブのように表示されます。ブラウザでログインしてアップロード……という手間がなく、普段のフォルダ操作と同じ感覚でファイルをコピー・移動・保存できます。
これが現場での定着に効きました。社内のメンバーに使ってもらうとき、新しいクラウドサービスは「操作を覚えるのが面倒」と敬遠されがちです。でもWebDAVでエクスプローラーに繋いでおけば、「いつもの共有フォルダがひとつ増えただけ」の感覚で使ってもらえる。「操作感がいつもと同じだからストレスがない」というのが、使ってくれたメンバーからの率直な声でした。前のセクションで「環境さえ作ればみんな使ってくれた」と書いたのは、まさにこのWebDAVのおかげです。


※WebDAVはネットワークドライブとして「直接アクセスする」方式です。Dropboxのようにファイルの実体をPCに常駐コピーして差分同期する方式とは別物なので、オフライン作業や大容量ファイルの高速同期が必要な場合は、後述のデメリットも合わせて判断してください。
【実体験】総務課からスモールスタートして全社に広げた話
ここからは僕が実際にXServerドライブを社内導入したときの話です。弊社では、いきなり全社展開せずまず総務課だけのスモールスタートから始めました。契約したのは月額2,970円のビジネスプラン。最初に環境を構築している間は、正直「使えるのが自分ひとり」の期間が続いて、地味にキツかったです。フォルダ構成を決めて、共有権限を設計して……というのを一人で詰めていく作業は、誰も使っていないので手応えがなく不安になります。
ただ、ここを乗り越えてしまえば早かった。環境さえ作ってしまえば、あとはみんな普通に使ってくれます。既存のDropboxやファイルサーバーから移し替えるのに2〜3ヶ月はかかりましたが、操作自体は説明不要なくらい直感的なので、現場への定着で苦労した記憶はほとんどありません。


稟議を通すときの殺し文句はこれでした。「毎月3,000円。USBメモリ1本くらいの値段で、それを全員で共有できます」。ユーザー数無制限の定額制だからこそ言えるセリフで、これで割とあっさり稟議が通りました(笑)。1人あたり◯円の世界だと、こうはいきません。
振り返ると、導入のハードルは「料金」でも「操作」でもなく、最初の環境構築を一人でやり切る最初のひと月でした。ここだけ気合いを入れれば、あとは月3,000円で社内のファイル共有がまるごと片付きます。
正直イマイチだったポイント(デメリット)
Google Workspaceほどのアプリ連携は期待できない
Google Driveはドキュメント・スプレッドシート・スライドとの統合がシームレスで、ブラウザ上でのリアルタイム共同編集が強力です。XServerドライブはあくまで「ファイルストレージ」なので、ファイルを複数人で同時編集しながら共有する用途には向きません。
Slack・Notion・Zapierなどの外部サービスとの自動連携も現時点では限定的です。外部サービスと連携させながら業務フローを組み立てたい場合は、Google Workspaceの方が選択肢が広いのは事実です。
PC常駐の差分同期はDropboxほどスムーズではない
Dropboxの最大の強みは、PC上のフォルダとクラウドをリアルタイムで差分同期する快適さです。変更されたファイルだけを即座に同期するため、大容量ファイルを扱う業務でも快適に使えます。
XServerドライブのPC同期機能はDropboxと比べると、同期速度・細かな制御の面でまだ差があります。CADデータや動画編集ファイルのような大容量・頻繁更新ファイルを扱うワークフローには、現時点では向いていないと感じました。
正直なところ、「共同編集・外部連携・大容量差分同期」のどれかが最優先なら、XServerドライブは向いていません。でも「安全なファイル保管・共有・国内DC・コスト削減」がゴールなら、十分に戦える選択肢です。
主要クラウドストレージとの比較表
XServerドライブとGoogle Drive(Google Workspace)・Dropbox Business・OneDrive(Microsoft 365)を、法人ファイルストレージとしての観点で比較します。
◎=特に優れる ○=対応・良好 △=条件付き・やや弱い ×=非対応・弱い
| 比較項目 | XServerドライブ | Google Drive (Workspace) | Dropbox Business | OneDrive (M365) |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金目安(1人) | ~550円〜 | ~680円〜 | ~1,650円〜 | ~750円〜 |
| 国内DCでの保管 | ◎ | △ | △ | △ |
| 請求書払い対応 | ◎ | △(代理店経由) | △(条件付き) | △(EA契約等) |
| インボイス対応 | ◎ | △ | △ | △ |
| スマホアプリ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| リアルタイム共同編集 | × | ◎ | △ | ◎(Office連携) |
| 日本語電話サポート | ◎ | × | × | △ |
| XServerとの統合管理 | ◎ | × | × | × |
※料金は2026年5月時点の参考値です。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。


メールアドレスだけですぐに始められる
2GBストレージ&ユーザー数無制限の無料プランで
今すぐスモールスタートしませんか?
国内大手エックスサーバー運営/法人導入4,500社突破!
※登録は1分、クレジットカード不要・2GBまでずっと無料
XServerドライブをファイルストレージとしておすすめする人・しない人
- XServerのレンタルサーバーやXServerビジネスをすでに使っている
- 社内のセキュリティ規程で「国内データセンター保管」が求められている
- クラウドストレージの請求書払い・インボイス対応が必須条件
- Dropboxの料金改定をきっかけにコストを見直したい
- リアルタイム共同編集より「安全なファイル保管・共有」を重視する
- ファイルストレージのサポートを日本語で受けたい
一方で、次のような用途・環境には向いていません。
- Google DocsやSpreadsheetでのリアルタイム共同編集を業務の中心にしたい
- SlackやNotion、Zapierなどとの深い外部連携が必要
- CAD・動画ファイルなど大容量ファイルのPC常駐差分同期が最優先
- Microsoft OfficeのWord・Excelのオンライン共同編集機能を活用したい
XServerドライブは社内の基幹ファイルサーバーの代替になる?
法人でファイルストレージを検討するとき、よく出てくるのが「オンプレの基幹ファイルサーバー(社内のファイルサーバー)をクラウドに置き換えられないか」という相談です。結論から言うと、「ファイル共有用途の基幹サーバー」の代替なら十分に務まります。
弊社でも、社内に置いていた共有フォルダ(いわゆるファイルサーバー)の役割を、XServerドライブにかなりの部分を移しました。NASや自前サーバーは「故障対応・バックアップ・社外からのアクセス設定」まで自分たちで面倒を見る必要がありますが、XServerドライブなら国内データセンター側に任せられます。停電やハードウェア故障のたびに総務が呼び出される、という運用から解放されるのは大きいです。
ただし注意したいのは、「基幹システム」の意味が”業務システム(販売管理・会計などのデータベース)”を指す場合は、XServerドライブは代替になりません。あくまでファイルの保管・共有が役割です。「基幹サーバー=みんなで使う共有ファイル置き場」という意味なら最有力候補、「基幹サーバー=業務システムの土台」という意味なら別物、と切り分けて考えてください。
XServerドライブ(ファイルストレージ)の料金と申し込み手順
XServerドライブの申し込みはXServerアカウントから行います。すでにXServerを契約している場合は、新規アカウント登録なしでそのまま追加できます。


エックスサーバーの公式サイトからXServerアカウントにログインします。まだアカウントを持っていない場合は新規登録から始めてください。
XServerパネル内の「XServerドライブ」から申し込みページへ進みます。チームの人数・保管したいデータ量に合わせてプランを選択。法人で大容量が必要な場合は、ビジネスプランまたはサポートへの相談をおすすめします。
クレジットカードまたは請求書払いを選択して申し込みます。法人で請求書払いを選ぶ場合は、XServerビジネスの法人アカウントで手続きするとスムーズです。申し込み完了後すぐに利用を開始できます。
よくある質問(FAQ)

- XServerドライブに無料トライアルはありますか?
キャンペーン内容や時期によって無料トライアル期間が設けられることがあります。最新のキャンペーン情報はXServerの公式サイトでご確認ください。
- スマートフォンからファイルにアクセスできますか?
スマートフォンアプリに対応しており、iOSとAndroidどちらからもファイルの閲覧・アップロードが可能です。外出先からのアクセスにも対応しています。
- 個人情報を含むファイルを保存しても大丈夫ですか?
XServerドライブは国内データセンターでのデータ保管に対応しています。ただし、個人情報の取り扱いは自社のプライバシーポリシーや社内規程に従って運用してください。機密情報の取り扱いについては、自社の情報セキュリティ担当者または顧問弁護士にご相談ください。
- 既存のXServerレンタルサーバーとは別に契約が必要ですか?
XServerドライブはXServerアカウントから追加で申し込むサービスです。既存のXServerレンタルサーバーとは独立したサービスのため、別途プランを選択・契約する必要があります。ただし、同じXServerアカウントで管理できるため、ログインや請求先のまとめ管理は可能です。
- レンタルサーバーのディスク容量にファイルを保管して共有できますか?
技術的にはFTPなどでサーバー領域にファイルを置くことは可能ですが、社内ファイル共有の用途には向きません。権限管理・共有リンク・スマホアプリ・誤削除対策といった機能が揃っていないためです。「エックスサーバーでファイルストレージを使いたい」なら、専用に作られたXServerドライブを使うのが正解です。
まとめ:エックスサーバーのファイルストレージは法人に「アリ」な選択肢
「ファイルストレージ エックスサーバー」で調べると辿り着くXServerドライブは、Google DriveやDropboxと比べると後発のサービスです。機能面では海外大手に及ばない部分もありますが、法人利用という切り口では明確に強みがあります。実際に弊社の総務課でスモールスタートし、月3,000円で全社のファイル共有を片付けられた——というのが、6年目ブロガー兼法人IT担当としての正直な評価です。
XServerドライブが法人ファイルストレージとして選ばれる3つの理由
- 国内DCでのデータ保管:セキュリティ審査・ISMS対応がしやすい
- 請求書払い・インボイス対応:経理処理がシンプルになる
- XServerとの統合管理:アカウント・請求・サポート窓口を一本化できる
逆に、Google WorkspaceでのリアルタイムなDocsやSheetsの共同編集、DropboxのPC常駐差分同期の快適さを優先するなら、XServerドライブは主役になりません。用途を正直に見極めて選ぶのが正解です。
「今使っているファイルストレージのコストを下げたい」「国内DCにデータを置きたい」「XServerにまとめたい」——このいずれかが当てはまるなら、まず料金プランを確認してみてください。

