「SWELLってブログ用のテーマでしょ?会社のサイトには向かないのでは」と思っていませんか。結論、SWELLでコーポレートサイトは作れます。固定ページとブロックを組み合わせれば、外注せずにそれっぽい企業サイトが完成します。実際、僕は本業で社内ポータルサイトをSWELLで作りました。
僕はブログ歴6年、本業では製造業(精密プラスチック成形メーカー)のシステム推進室でWebまわりを担当しています。ブロガー目線と法人IT担当の両方から、SWELLでコーポレートサイトを作る現実的な手順と注意点を解説します。
- SWELLがコーポレートサイトに向いている理由と、向かないケース
- サーバー準備からトップページ作成までの具体的な手順
- 社内ポータルをSWELLで作った実体験と、外向けサイトとの使い分け
「会社サイト=高い制作会社に外注」と思い込んでいた僕が、自分で作れた話です。同じ立場の担当者さんに届けばうれしいです。
目次
SWELLでコーポレートサイトは作れる?結論:作れる(僕は社内ポータルを作った)
SWELLはブログ向けの印象が強いですが、トップページを「固定ページ」に切り替えれば、企業サイトらしい構成にできます。商品・サービス紹介、会社概要、お問い合わせフォームといった定番ページも、すべてSWELL標準の機能で組めます。
僕自身、本業で社内ポータルサイトをSWELLで構築しました。きっかけは「社内向けサイトにサーバー費用の稟議が通らない」という、IT担当あるあるの壁です。そこで手持ちのUGREEN NAS(NASync DXP2800)にDocker+MariaDBでWordPressを立て、テーマにSWELLを選びました。議事録・マニュアル・社内規定といった外に出せない情報を、社内LAN内だけで安心して共有する場として運用しています。月額費用はゼロです。
このときに「SWELLは業務系のサイトでも十分使える」と確信しました。NASでの構築手順そのものは別記事に詳しくまとめています。社内・LAN限定のポータルを作りたい方はこちらが参考になります。
SWELLがコーポレートサイトに向いている理由
ブロックだけでLP風のトップページが組める
SWELLには「フルワイド」「リッチカラム」「カラム」といったレイアウト用ブロックが揃っています。背景に色や画像を敷いて、サービス紹介を横並びに置く——といった、企業サイトでよく見る構成がコードなしで作れます。僕がポータルを作ったときも、トップに「お知らせ」「マニュアル」「申請フォーム」を3カラムで並べただけで、それっぽい見た目になりました。
1ライセンスで複数サイトに使える
SWELLは買い切り17,600円(税込)で、購入者本人が運営する複数サイトに使い回せます。「コーポレートサイト本体」と「採用専用LP」を別々に立てても追加費用はかかりません。法人で複数のサイトを持つ場合、1ライセンスで足りるのはコスト面で効いてきます。
表示速度とスマホ対応が標準で強い
企業サイトは「スマホで見て遅い」と機会損失に直結します。SWELLはキャッシュ・遅延読み込みなどの高速化機能を標準搭載し、スマホ表示も最初から整っています。プラグインを大量に足さなくても、ある程度の速度が出るのは法人運用で安心できるポイントです。
コーポレートサイトを作る前の準備
SWELLを使う前に、WordPressを動かす土台を用意します。ここで「外向けに公開するか」「社内だけで使うか」によって選ぶものが変わります。
- 外向けのコーポレートサイト:レンタルサーバー+独自ドメインで公開。法人なら請求書払い・サポートが手厚いエックスサーバービジネスが無難
- 社内だけの業務ポータル:社内LAN内のNAS(UGREEN等)にDockerで構築すれば月額ゼロ。機密情報を外に出さずに済む
外向けの企業サイトを公開するなら、サーバー選びはサポートと安定性で選ぶのが鉄則です。法人での契約理由は別記事に整理しています。
→ A8.net エックスサーバービジネスのリンクをここに挿入
SWELLでコーポレートサイトを作る手順
サーバーとWordPress、SWELLの準備ができたら、次の流れでトップページを作っていきます。SWELLのインストールや初期設定がまだの方は、先に使い方の柱記事で全体像をつかんでおくとスムーズです。
「固定ページ」を新規作成し、「設定」→「表示設定」でホームページを固定ページに指定します。これでブログ一覧ではなく、自作のトップが表示されます。
ファーストビューに会社のキャッチコピーと画像を配置。「フルワイド」ブロックで背景いっぱいの見せ場を作ると、企業サイトらしくなります。
会社概要は「テーブル」ブロックで、サービス紹介は「リッチカラム」で横並びに。お問い合わせはフォームプラグイン(Contact Form 7など)を固定ページに設置します。
「外観」→「メニュー」でヘッダーナビを作成。各ページのタイトル・ディスクリプションを設定して、検索とSNSでの見え方を整えたら公開です。
最初から作り込まなくて大丈夫。まずトップと会社概要・お問い合わせの3ページを公開して、運用しながら足していくのが現実的です。
画像挿入:SWELLの固定ページにフルワイドブロックを配置した編集画面のスクリーンショット
正直、SWELLが合わないコーポレートサイトもある
提灯記事にはしたくないので、デメリットも書きます。SWELLは「自社で更新する中小企業・店舗・個人事業」のサイトには最適ですが、次のようなケースでは専用テーマや制作会社のほうが向きます。
- 大企業の、デザイン性をとことん作り込んだブランドサイト
- 複雑な事例集・実績データベースなど、独自の投稿管理が必要なサイト
- 社内に更新担当を置けず、フルで丸投げしたいケース
デザインの完成度を重視するなら、企業サイト向けに作り込まれたTCDテーマや、コスト重視ならEmanonも比較候補になります。どれが自社に合うかは、こちらの記事も読み比べてみてください。
よくある質問(FAQ)
- SWELLでコーポレートサイトを作るのに追加プラグインは必要ですか?
レイアウトはSWELL標準のブロックでほぼ完結します。追加で必要になるのは、お問い合わせフォーム用のプラグイン(Contact Form 7など)くらいです。
- 社内ポータルとしてSWELLを使うことはできますか?
できます。僕は社内LAN内のNASにWordPressを立て、SWELLで社内ポータルを運用しています。外部に公開しないので、機密情報の共有にも向いています。構築手順は別記事にまとめています。
- 会社で1つ買えば複数の部署サイトに使えますか?
購入者本人が運営する複数サイトであれば使い回せます。法人で複数サイトを管理する場合のライセンス範囲は、念のため購入前に公式の利用規約を確認しておくと安心です。
まとめ:SWELLは「自社で育てる」コーポレートサイトに強い
SWELLは、固定ページとブロックを使えば外注なしでコーポレートサイトが作れるテーマです。担当者が自分で更新できるので、制作会社への都度依頼から解放されます。僕が社内ポータルをSWELLで作れたように、業務系の用途でも十分実用に耐えます。まずはトップ・会社概要・お問い合わせの3ページから始めてみてください。
SWELLは買い切りなので、コーポレートサイトと採用LPなど複数サイトに使い回せます。1ライセンスで会社のWeb資産をまとめて整えられるのは、長い目で見て効いてきます。

