M1のMacBook Airは、電源まわりの設定を少し変えるだけで、Claude Codeを24時間待機させる「自宅の作業用マシン」になります。外出先からスマホで指示を出すと、家のMacが作業を進めてくれる状態です。
僕はブログ歴6年目で、本業は製造業の総務・IT担当です。エンジニア出身ではありませんが、ブログ記事も社内ツールもClaude Codeに手伝ってもらいながら作っています。この記事は、実際に手元のM1 MacBook Airでやった設定をそのまま書いたものです。
- MacBook AirでClaude Codeを24時間動かすと、外から何ができるのか
- スリープさせない設定・画面の消し方・Claude Codeのインストール手順
- 電気代の目安と、つなぎっぱなし運用のデメリット
新しくMac miniを買わなくても、引き出しで眠っている古いMacで始められます。特別な機材は要りません。
MacBook AirでClaude Codeを24時間動かすと、外から何ができる?

仕組みはシンプルです。家のMacBook AirでClaude Codeを起動したままにしておき、外出先のスマホにあるClaudeアプリから、そのClaude Codeに指示を出します。
- スマホ:指示を出す・結果を確認する
- 家のMacBook Air:実際の作業をする(ファイルの読み書き・コマンドの実行)
- 自宅のNAS:記事や動画のデータを置いておく場所
作業はすべて家のMacの中で動くので、自宅のNASにあるファイルも、家にいるときと同じように扱えます。スマホに重いデータを入れる必要がありません。
僕が外から頼んでいるのは、主にこの3つです。
- YouTube動画の下準備:台本・ナレーション・テロップ・図解まで作って書き出す
- ブログの記事構成:運営しているWordPressサイトごとのルールに合わせた構成案を作る
- YouTube・noteの下書き保存:公開ボタンだけは自分で押す
僕はWordPressのサイトを複数運営していて、このブログラボはXWRITE、別のサイトはSWELLと、テーマも書き方のルールもサイトごとに違います。サイトごとにルールのファイルを用意して読ませておけば、外からでもそのサイトのテーマに合った記事構成を作ってくれます。
設定から実際に動いている様子までは、動画にもまとめています。
【ここにYouTubeのURLを貼る(貼ると自動で埋め込みになります)】
Mac miniではなく、M1 MacBook Airを使った理由
24時間動かすマシンなら、本当はMac miniが理想です。静かで、電気をあまり食わず、置きっぱなしにする前提の形をしています。僕もM6のMac miniが欲しくて、購入者の反応を調べ回っていました。
ただ、M6のMac miniは14万9,800円からです。一方で、手元にはまだ普通に動くM1のMacBook Airがありました。
| 比較項目 | M6 Mac mini を買う | 手元のM1 MacBook Airを使う |
|---|---|---|
| 追加の費用 | 14万9,800円〜 | 0円 |
| 画面・キーボード | 別に用意が必要 | 本体についている(その場で確認できる) |
| 電源コードが抜けたとき | 止まる | 内蔵バッテリーでしばらく動く |
| バッテリーの劣化 | 気にしなくていい | つなぎっぱなしで100%のまま(後述) |
| 処理性能 | 速い | Claude Codeの指示出し・ファイル操作なら十分 |
Claude Code自体の重い処理はクラウド側で動くので、手元のMacに必要なのは「起きていること」と「ファイルを扱えること」です。動画の書き出しのような重い作業はM1だと時間がかかりますが、寝ている間や外出中に回しておけば気になりません。
もちろん、これから新しく1台用意するなら、Mac miniは有力な選択肢です。
始める前に準備するもの
- Mac(僕はM1のMacBook Air)
- Macの電源アダプタ(つなぎっぱなしにする)
- 自宅の安定したWi-Fi
- Claude Codeが使えるClaudeのアカウント
- スマホのClaudeアプリ
Claude Codeが使えるプランや、リモート操作に対応しているプランは変わることがあります。始める前にClaude公式の料金ページで確認してください。
MacBook Airを24時間稼働させる設定|6ステップ
先に全体の流れです。1〜4がMacを眠らせない設定、5〜6がClaude Codeの準備です。
バッテリーだけで動かさない。24時間運用の大前提です。
システム設定 > バッテリー > オプション で設定します。
ディスプレイだけ15分で消え、パスワードで止まらないようにします。
蓋を閉じるとスリープしてしまうので、画面だけを消します。
公式のコマンドを1行貼り付けて実行し、ログインします。
Claude Codeのリモート操作機能で、スマホから家のMacに指示を出します。
STEP1:電源アダプタをつなぎっぱなしにする

まずは電源です。MacBook Airに電源アダプタをつなぎ、そのまま抜かずに置いておきます。バッテリー駆動のままだと、いずれ電池が切れて止まります。
このあとの「スリープさせない設定」も、電源アダプタにつないでいるときだけ効く項目です。ここを飛ばすと、ほかの設定がすべて意味をなくします。
STEP2:ディスプレイがオフでも自動でスリープさせない
24時間運用でいちばん大事な設定です。「システム設定」→「バッテリー」→ 右下の「オプション…」を開きます。

- 電源アダプタ使用時はディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない:オン
- ネットワークアクセスによるスリープ解除:電源アダプタ使用時のみ
1つ目をオンにすると、画面が消えてもMac本体は眠らずに動き続けます。これがオフのままだと、画面が消えたタイミングでMacもスリープに入り、外から指示を出しても反応しません。
STEP3:ロック画面で「15分で画面オフ」「パスワードを要求しない」
次に「システム設定」→「ロック画面」を開きます。

- 電源アダプタ接続時に使用していない場合はディスプレイをオフにする:15分後
- バッテリー駆動時に使用していない場合はディスプレイをオフにする:14分後(僕の設定。好みでOK)
- スクリーンセーバの開始後またはディスプレイがオフになったあとにパスワードを要求:しない
ディスプレイだけを15分で消すので、使っていない間の電気を抑えられます。本体はSTEP2の設定で動き続けます。
パスワードを「しない」にしたのは、家で様子を見たいときに、画面がつくたびにパスワードで止まるのが面倒だったからです。
STEP4:蓋は開けたまま、明るさを一番下まで下げて画面を消す

最初は、蓋を閉じる「クラムシェル」で運用するつもりでした。ところが、外部モニターをつながずに蓋を閉じると、MacBookはスリープに入ってしまいます。
そこで、蓋は開けたままにして、キーボードの明るさキー(F1)を押し続けます。いちばん下まで下げると、画面が真っ暗になります。見た目は電源が切れたようですが、本体は動いたままです。
15分待てばSTEP3の設定でも画面は消えますが、使い終わったらすぐ消したいときは、この方法がいちばん手早いです。
STEP5:ターミナルでClaude Codeをインストールする
Macの準備ができたら、「ターミナル」を開いて、Claude Code公式のインストールコマンドを実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
インストールが終わったら、ターミナルで claude と打って起動し、表示される案内に沿ってClaudeのアカウントでログインします。僕はエンジニアではありませんが、この手順で詰まることはありませんでした。
インストール方法は変わることがあるので、コマンドは公式ドキュメントのものをコピーして使ってください。
STEP6:スマホのClaudeアプリから、家のClaude Codeにつなぐ
Claude Codeには、外からリモートで操作できる機能があります。家のMacで動いているClaude Codeのセッションに、スマホのClaudeアプリから入って、そのまま指示を出せます。
スマホはあくまで「指示を出して、結果を確認する」窓口です。ファイルを開く・書き換える・コマンドを実行するといった作業は、すべて家のMacの中で行われます。
リモート操作の始め方・対応しているプランや環境は、アップデートで変わることがあります。Claude Codeの公式ドキュメントで最新の手順を確認してください。
つまずきやすいポイント
- 外から反応しない → 電源アダプタが抜けていないか、STEP2の「スリープさせない」がオンか
- 蓋を閉じたら止まった → 外部モニターなしで蓋を閉じるとスリープする。蓋は開けたまま画面だけ消す
- 家で画面をつけたらパスワードで止まる → STEP3のパスワード要求の設定を確認
もうひとつ、外から任せる作業の範囲は先に決めておくのがおすすめです。僕は、YouTubeやnoteの下書き保存までは任せていますが、公開ボタンだけは必ず自分で押すルールにしています。人に見せる最後の一押しは、人間が確認してからにしたほうが安心です。
24時間つけっぱなしの電気代はどれくらい?
気になる電気代も、ざっくり計算してみました。実測ではなく、仮定の数字を使った目安です。
| 項目 | 数字 | メモ |
|---|---|---|
| 平均の消費電力 | 10W(仮定) | 画面を消して待機している時間が長い |
| 1日(24時間) | 0.24kWh | 10W × 24時間 |
| 1か月(30日) | 約7.2kWh | 0.24kWh × 30日 |
| 1か月の電気代 | 約220円 | 電気代の単価31円/kWhで計算 |
実際の消費電力は、動画の書き出しのような重い作業をどれだけさせるかで変わります。それでも、新しいMacを買う費用と比べれば、ずっと小さい金額で始められます。
正直イマイチなところ(デメリット)
バッテリーがずっと100%のまま

電源につなぎっぱなしなので、バッテリー残量はグラフのとおり100%に張りついたままです。バッテリーの状態は今のところ「正常」ですが、この使い方を長く続けると、劣化は早まるかもしれません。
「システム設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」の横にある「i」から、「バッテリー充電の最適化」がオンになっているかは確認しておくと安心です。
パスワードを外すのは、家の中だけの割り切り
STEP3でパスワードの要求を「しない」にしているので、Macの前に座れば誰でも操作できてしまいます。僕は家の中に置いているので割り切っていますが、人が触れる場所に置くなら、おすすめしません。
外からは直せないトラブルがある
macOSのアップデートで再起動したり、自宅のWi-Fiが切れたりすると、外からは何もできません。家に帰って、Macの前で直すしかありません。「外出中に必ず動いていないと困る作業」を任せるのには向いていません。
よくある質問
- MacBook Airの蓋を閉じたまま24時間動かせますか?
外部モニターをつながずに蓋を閉じると、スリープに入ります。僕は蓋を開けたまま、明るさを一番下まで下げて画面だけを消しています。
- M1のMacBook Airでも性能は足りますか?
Claude Codeへの指示出し・記事構成づくり・ファイル操作なら問題なく動いています。動画の書き出しは時間がかかるので、外出中や寝ている間に回すようにしています。
- スマホだけで作業が完結しますか?
指示と確認はスマホで完結します。実際の作業は家のMacで動くので、スマホに重いファイルを入れる必要はありません。仕上がりを細かく直したいときは、家に帰ってから大きい画面で見ています。
- 24時間つけっぱなしで電気代はいくらかかりますか?
平均10Wで動くと仮定すると、1か月で約7.2kWh、単価31円/kWhで約220円です。実測ではないので、使い方によって上下します。
まとめ:MacBook Airは、Claude Codeの24時間マシンになる
M1のMacBook AirをClaude Codeの24時間マシンにするためにやったことは、次の6つです。
- 電源アダプタをつなぎっぱなしにする
- ディスプレイがオフでも自動でスリープさせない
- ロック画面で15分で画面オフ・パスワードを要求しない
- 蓋は開けたまま、明るさ最低で画面を消す
- ターミナルでClaude Codeをインストールする
- スマホのClaudeアプリから外部接続する
これで、外出先からでも動画の下準備や記事構成づくりが進むようになりました。バッテリーが100%のままになる点と、外から直せないトラブルがある点は、割り切りが必要です。
新しいMacを買う前に、手元の古いMacで一度試してみる価値はあります。それでも専用機が欲しくなったら、Mac miniを検討するのが自然な順番です。
NASとClaudeを組み合わせた使い方は、ほかの記事でも書いています。家のMacが動き出すと、NASにあるデータの使い道も一気に広がります。
動画編集のデータをNASに置いて、2台のPCで続きから編集する方法はこちらです。
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